この企画は
Stanford GSBの学生が先週末から「J-Innovation」と題してJapan Study Tripに来るのに合わせ、東大のGCOEプログラムの一つ、
CMSIが東大側の学生とのディスカッションの場を設定したものです。
もともとGSBの学生は小宮山総長との対談しか予定していなかったのですが、せっかく東大にくる機会だ、ということでStanford卒業生の教授が話をつけて実現したものです。トータルで3時間ほどと短い時間でしたが、小宮山総長の他に経済産業省の
石黒氏にも講演して頂き、その後のQ&A、ランチを食べながらの交流と、充実した時間になりました。おおよそのスケジュールは以下のようなものです。
9:20 Arrival (Akamon)
9:25 - 9:50 Campus tour
10:00 - 10:20Lecture, President Komiyama
10:20 - 10:35 Lecture, Mr.Ishiguro
10:35 - 11:20Question and Answer
11:20 - 11:25 Ceremonial photograph
11:25 - 11:30 Break
11:30 - 12:20 Discussion and lunch
12:20 - 12:25 Address- Professor. Bruce
12:25 - 12:30 Address - Professor. Kimura
12:40 Departure
(※顔が判別できない程度に縮小)
小宮山総長のお話は、「Year 2050:benchmark of civilization」と題して、Vision2050に関する話(類似した内容は
このサイトで見ることができます)に東大EMPの話や知の構造化に関する話を加えた素晴らしいものでした。サステナビリティの視点でこれから世界があるべき姿を明確にし、かつその中での日本の強みを打ち出してているという点で、まさに東大総長がするお話だったと思います。
GSBの学生にもおおむね好評だった模様。
石黒氏のお話は「Policy for Enhancement of Open Innovation in Japan」と題して、日本におけるオープンイノベーションの重要性や、ベンチャーを取り巻く環境、それを支援する現在検討中の施策についてのお話でした。
小宮山総長は話に熱が入り、Q&AでもGSBおよび東大学生から活発に質疑応答がなされたために時間が押してしまい、ランチを食べながらのディスカッションについて前日の夜中までトピックについて議論していたにも関わらず、結局個別のフリーディスカッションとなりました。
それでもある種、熱気が充満した状態で進行したので良かったのではないかと思います。
(自分は班のコーディネータでもあったので、ディスカッション用に資料を準備し、GSBの学生を待つ間、その資料を使って日本人学生で予備的に意見交換して準備していたのでちょっと残念。それはペアとなったGSB学生と議論しておきました。)
一月以上にわたって何だかんだと準備をしていましたが、当日はまさに嵐のように過ぎ去った感じでした。この会の時間では、同じテーブルになった3人としか話ができなかったのでちょっと残念でした。
ところが、何人かが「夜に有志で飲まないか?」という誘いをもらったとのこと。私もその企画に参加して+10人くらいと仲良くなれたので、一応今回の機会は十分利用し尽くしたかな、という感じです。
また、あまり内容と関係ない点について言えば、今回の企画は私にとっては「英語力」の面でチャレンジでした。
そもそも参加条件に「英会話力に非常に自信があり・・・」とあったのです。そんな自信はない訳なんですがこれは英会話力を伸ばすいいチャンス。失うものは何もない。と開き直って参加を決めました。comfort zoneを脱せよ、と皆言いますしね。
参加を決めてからはスタッフとなって英語で打ち合わせやメール、議事録等の作成に関わる一方、Web英会話のサービスを使ってトータル10数時間、英会話のレッスンを受け、想定質問等を考えていたのでこの一月は英語漬けでした。レベルはまだまだなんですが、やった甲斐はあったと思います。やはり世界を広げるためにも英語は継続してやっていかねばと思いました。
さて、残るはいよいよ修論のみです。