今日は去年受けた技術士第一次試験の合格者向けガイダンス+交流会に行ってきました。
技術士というのはその技術に関する能力を認める国家試験(技術士試験)をパスしたものが独占的に名乗れる名称です(名称独占資格)。
設立当初は技術コンサルタントとしての資格、という位置づけだったようですが近年の変更によりすべての技術者に対してProfessionalであることを証明する資格に変わったようです。(英語ではProfessional Engineer, Japan)
また技術者は知識をベースとする点でスキルをベースとする技能者と区別され、技能者が大工であれば技術者は建築士だ、ということも言われます。
私が受験したのは情報工学で、ITの世界での技術士の認知度はあまり高いものではありませんので、これを受けた目的としては技術士のコミュニティーを通じて広がる人脈に期待するところが多いというのが正直なところです。実際、今日は電機メーカー、シンクタンク、重機関連のエレクトロニクス企業の方等、いろいろな方とお話ができました。
技術士の区分は経営工学から生物工学といったものまで20もの分類があるのです。ITはいまや特別な技術ではなくあらゆる分野のインフラとなっていますから、こういった広い分野の人脈を作るのは有意義と思います。時間が許せば、月例で行われているさまざまなワークショップに顔を出してみたいと思います。