今日は東大の学位授与式、平たく言えば卒業式でした。
風は強かったものの、昨日の雨は止み、いい天気。安田講堂前は入場に並ぶ学生、写真を撮る父母等であふれ返っていました。
式の様子。内容についてはまた後日加筆したいと思います。(明日より職場復帰のため)
技術経営戦略学専攻の独自の賞の最優秀成績賞をもらうことができました。うれしい。結果は44単位+修士論文、全て優。成績的には納得の出来だったと思います。
(加筆)
上の写真は最優秀成績賞授与の様子。
専攻長からは祝辞として「武士道」の例を引きつつ、ノーブレス・オブリージュの話がありました。
新渡戸稲造が、「日本には宗教教育がないがどのように道徳、倫理を教えているのか?」という問いに応える意味で著したとの位置づけで「武士道」を紹介し、これから入っていくビジネスの世界で遭遇するであろう、道徳観との葛藤を禁じ得ない出来事に対し、しっかりとした倫理観を以て対応することこそ、求められるのだ。と言う話をされました。
以前のエントリ、
「技術経営戦略学のすすめ」でも触れましたが、東大がMOTコース(TMI)を作るにあたって意識しているところはまさにこの”志”、”責任感”、”倫理感”であるわけで、そのことを改めて強調するお話でした。
このあと、懇親会まで時間に余裕があったこともあり、司会の事務の方が、
「さて、先生から祝辞をもらいましたから、誰か学生から答辞を。希望者はいませんか?」
と無茶振り。ザワザワしはじめましたが特に名乗り出る気配がないとわかると、
「では、表彰を受けた人から話をしてもらいましょう。」
と振られました(笑)。
ちなみに表彰を受けたのは、最優秀成績賞として僕の他に留学生が一人(たぶん彼もオール優だった。かつ研究発表でも賞をもらっていた)と、修士論文の採点がトップの同期が一人の計3人でした。
ということで自分も話すことになりました。
自分が話したのは、
・祝辞のノブレス・オブリージュの話は、技術経営を学ぶ場として東大を選ぶ意味付けを再確認できて良かった
・成績で賞をもらったがグループワークが主体のカリキュラムであったので、皆が頑張らないと達成できなかった
の2点の話をしました。
2点目については必ずしも順調に行ったグループワークばかりではありませんが、メンバの意識レベルが高かったものは互いに学ぶことも多く、成績も良く、良い思い出になっていると思いました。
ただ本当の評価はそれぞれが、それぞれの場でどれだけの成果を出せたかということで決まるのだと思いますし、それら個人の活躍の総計により、ようやく2期生を送り出した東大TMIの専攻としての評価も決まってくるのでしょう。自分ももちろん頑張りますが、同期の皆にもそれぞれの場所で頑張って欲しいと思います。
(加筆ここまで)
総まとめも後日書きたいと思います。あっという間の2年間でした。さて、明日から仕事!!