学校つながりで近しくさせて頂いている方が日経のwebサイト、IT+PLUSでコラムを執筆されています。その
最終回のコラム中に、
『認知科学では…(中略)人間にしか備わっていないアナロジー(類推)能力が
効果を発揮するとされている。』
というお話がありました。
ちょうど先日読み終えた本「コアコンピタンス経営」(原題「Competing for the future」)に、産業の未来を察知する方法の1つとして『比喩や類似を探す』というのがあり、言っていることの共通性に興味深かったです。
上記の本では、新聞配達やピザ配達の類似でスーパーマーケットでの買い物をバーチャルでやって届けてもらえるようにできないのか、とか"欠かせないもの"を作る目標設定において、「電話くらい、なくてはならないもの」という比喩を使った事例などが書いてありました。
(余談ですが、去年、イノベーション・マネージメントという講義のグループワークで「バーチャルお買い物システム」のシステム提案をしました。アイディア自体はさすがにだいぶ前からありますね。上記書籍は1994年出版。発想自体はずっと前からあったものと思いますが。)
また上記書籍の中では、産業の未来を察知する方法として「色々なものを組み合わせる」というものも載っています。これについては是非、自主ゼミの中でやってみたいと思っていることの一つです。
最近、literature searchを少し復活させてきたところ、またいろいろとつながりが見えてきたように思います。少し腰を据えて調査もやらないとですね。