・経営情報システムと講義の対象
情報システムを構成する要素はピラミッド構造で表わした時、
上位から
(1)ビジネスの構造(ビジネスモデル、業務プロセスのレベル)
(2)データの構造(扱うデータの蓄積と相互関係、データモデル)
(3)アプリケーションの構造(アプリケーションの処理内容とデータとの関係)
(4)用いるテクノロジー(情報システムの構成、IT資源、ITサービスの特定)
となり、その内仕様を記す必然性のある(1)~(3)を対象。
・あいまいなモデル(ありがちな問題、文章に入りやすい欠陥)
日本語記述自体のあいまいさ
Q1.「1日おきに」とは? a)every day b)every 2days
Q2.「1日おきに」と「24時間おきに」は違うか?
Q3.「1分おきに」と「60秒おきに」は同じか?
Q4.「接続中」とは次のうちどちらか?
a)connected:接続中です。ご利用ください。
b)connecting:接続中です。お待ちください。
改めてこう出題されるとわからなくなりますよね。面白いです。
・ビジネスプロセスとモデル
様々な書籍、文書に現れる、独自流儀の”ひどい”説明図のいろいろ
-情報・行為・状態の区別がない
-矢印の意味が様々
⇒客観性がなく、他人に正しく伝わらない
とても権威のある教科書の中にでもこういったおかしな図が多く含まれていることを実例でいろいろと見ることができました。
以下はレポート課題で取り上げた某メーカーのWebページに載っている機能関連図。吹き出しが付いているところは??な部分。たくさんあります。
・モデルを用いたリエンジニアリングの例
-UML(アクティビティ図、ユースケース図など)
-BPEL(SOA) http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/bpel.html
-DFD(データ流れ図)
-ERD(エンティティ関係図)
-HIPO(階層+入力・処理・出力)
-IDEF(ICAM定義)
この講義では主にUMLを勉強していきます。